2007-06-01から1ヶ月間の記事一覧

ゲーテ「野ばら」再考

かの有名な若きゲーテによる詩「野ばら」、シューベルトらも曲を付けているから、みなさんも一度は聴いたことがあるだろう。手塚富雄先生による訳詩。ゲーテ詩集 (1966年) (角川文庫)作者: ゲーテ,手塚富雄出版社/メーカー: 角川書店発売日: 1966メディア: …

福岡伸一『生物と無生物のあいだ』

生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)作者: 福岡伸一出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/05/18メディア: 新書購入: 56人 クリック: 1,487回この商品を含むブログ (1107件) を見る久しぶりに自然科学系の本を読んだ。これはおもしろかった。 ワトソンとク…

本田透さんのインタビュー

mammo.tv という高校生向けのウェブサイトに、本田透さんのインタビューがアップロードされていました。「モテなくても、それでも俺は生きていく」 http://122.200.201.84/interview/archives/no215.html 人間関係自体がうまくいかないし、女の子にモテない…

堀江有里『「レズビアン」という生き方』

「レズビアン」という生き方―キリスト教の異性愛主義を問う作者: 堀江有里出版社/メーカー: 新教出版社発売日: 2006/10メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 54回この商品を含むブログ (16件) を見る 今年の秋から、来年の春にかけて、同級生が3人結婚する…

全注釈付き『善の研究』

(講談社学術文庫)" title="善の研究 (講談社学術文庫)">善の研究 (講談社学術文庫)作者: 西田幾多郎,小坂国継出版社/メーカー: 講談社発売日: 2006/09/08メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 42回この商品を含むブログ (26件) を見る 西田幾多郎『善の研究』…

17・18世紀の中絶の手技

植物と帝国―抹殺された中絶薬とジェンダー作者: ロンダシービンガー,Londa Schiebinger,小川眞里子,弓削尚子出版社/メーカー: 工作舎発売日: 2007/05/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 23回この商品を含むブログ (22件) を見るシービンガーの『植物と…

小谷野敦のモテ論と私

モテの関係で、ひさびさに小谷野敦『もてない男』(1999年)を再読している。もてない男―恋愛論を超えて (ちくま新書)作者: 小谷野敦出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1999/01/01メディア: 新書購入: 4人 クリック: 121回この商品を含むブログ (174件) …

人間の学としての倫理学

人間の学としての倫理学 (岩波文庫)作者: 和辻哲郎出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2007/06/15メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 15回この商品を含むブログ (15件) を見る 和辻哲郎の『倫理学』が今年になって岩波文庫に入ったが、『人間の学としての倫理…

モテへのアドヴァイスは恋愛至上主義に加担するのか?

みなさんからの多数のコメントなどを参考に、再度、モテについて最初から考えてみる。まず、人は恋愛する必要はない。モテる必要もない。私はそのように考えている。だから「恋愛できない男は、男じゃない、一人前ではない」という思想(恋愛至上主義)を私…

来週のクローズアップ現代

http://www.nhk.or.jp/gendai/ 6月11日(月)放送予定 なぜ膨張する? “もうひとつの人生”(仮題) 6月12日(火)放送予定 出現 新若者ホームレス(仮題) 月曜日はセカンドライフ、火曜日は「ネットカフェ難民」についてのリポートでしょうか。

地主に課税すると都会から緑が消える!?

和光市議会議員の松本たけひろさんのブログで、地主に重課税すると、地主はその土地を手放し、マンションなどの開発が始まって、都会から緑が消えるという主張が載っている。 東上線沿線のケヤキの大木はほとんど地主の屋敷林にあります。のびのびと高くそび…

バージニア工科大学事件と「移民」

『現代思想』2007年6月号に、山本薫子さんの「ディアスポラの子どもたち」が掲載されている。テーマは日本にいるブラジル移民だが、枕として、バージニア工科大学事件の容疑者のことが書かれている。彼は、韓国からの移民だったのだが、その点は、事件…

イビチャ・オシムさんの宗教観

オシムが語る作者: シュテファン・シェンナッハ,エルンスト・ドラクスル,小松淳子,木村元彦出版社/メーカー: 集英社インターナショナル発売日: 2006/12/15メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 20回この商品を含むブログ (20件) を見る サッカー日本代表監督…

ネットカフェ難民2 雇用が破壊されている

1月28に放映された「ネットカフェ難民 漂流する貧困者たち」の続編が放映されるそうです。日本テレビ系列、6月24日(日曜日)です。http://www.ntv.co.jp/document/ 2007年6月24日(日)/30分枠 ネットカフェ難民2 雇用が破壊されている (仮) 家賃…

ブランド商品と「下流」

立木信『若者を喰い物にし続ける社会』という本を読んでいる。若者を喰い物にし続ける社会 (新書y)作者: 立木信出版社/メーカー: 洋泉社発売日: 2007/06メディア: 新書購入: 2人 クリック: 63回この商品を含むブログ (32件) を見る格差社会の進行によって、…

植物と帝国を中絶で結ぶ

植物と帝国―抹殺された中絶薬とジェンダー作者: ロンダシービンガー,Londa Schiebinger,小川眞里子,弓削尚子出版社/メーカー: 工作舎発売日: 2007/05/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 23回この商品を含むブログ (22件) を見るロンダ・シービンガーの…

最近買った本

最近買った新しい本の中からいくつか。今日は列挙するのみ。Frontiers of Justice: Disability, Nationality, Species Membership (The Tanner Lectures on Human Values)作者: Martha C. Nussbaum出版社/メーカー: Belknap Press: An Imprint of Harvard Un…

ウェブに現われる「他者」の具体的検討

私のエントリー「ウェブに「他者」は現われるのか?」で、私はウェブのとくに掲示板には他者の他者性を消去していくシステムが備わっているという主張をした。それに対して、id:mojimojiさんが、ゲスト投稿「他者を歓待するブログについて」で、ウェブには他…

修復的司法の観点からみた被害者参加制度

6月5日(火)東京にて日弁連主催による修復的司法の講演会があります。 http://www.nichibenren.or.jp/ja/event/070605.html 行きたいけど、この日は行けない・・・・。

ディアナチュラのCMは女性差別では?

テレビはあまり見ないので知らなかったのだが、このアサヒフードアンドヘルスケア株式会社のディアナチュラっていうサプリのCM、いったい何なのだろう???夫、妻、男の子の家族らしいが、なぜか妻の頭部だけがサプリのケースになっているし、それでいて…