本田透さんのインタビュー

 mammo.tv という高校生向けのウェブサイトに、本田透さんのインタビューがアップロードされていました。

「モテなくても、それでも俺は生きていく」
http://122.200.201.84/interview/archives/no215.html

 人間関係自体がうまくいかないし、女の子にモテない。キモがられる。そういうのが積み重なって、高校にはいられなくなって不登校になってしまった。モテの方向に行こうと思っても、鏡を見ればそれは無理だし、とりあえず自分の世界観を作り直さないと生きていけないなと思いました。それで何もかも疑うというデカルトみたいな人間になってしまった。「えらそうに現実なんて言っているけど、現象界なんてものは、しょせんは人間の意識に表象される観念の世界にすぎず…」なんて言いだしたらその人はもう立派な哲学者ですよ。

 女性にもてない、自分は性的魅力が乏しいという自意識が哲学を生み出す……という本田さんの直観は面白い。『喪男の哲学史』は、kanjinai さんも読まれたそうだが、チェックしてみます。

喪男の哲学史 (現代新書ピース)

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