2007-09-01から1ヶ月間の記事一覧

定塚 甫「医者になる前に読む本――『診る人・診られる人へ』」

一念発起して、歯医者に行った。インフォームドはあったけれどコンセントはなかった。一方的に情報を並べられて、「じゃあ、こうしますから」っていうのは、インフォームド・コンセントでないんでは??しかし、医者―患者関係では、何もいえず、「はあはあ」…

ドーンセンターで映画の上映会

関西の、女性センター本拠地といえば「ドーンセンター」。大阪市内にあり、新しい建物で、毎日様々な催し物をやっている。 今月末に、ニキ・ド・サンファルをテーマにした映画の上映があるようだ。 無料ビデオ上映会「わたしのニキ」○9/27(木)・29(土)両…

フィラデルフィア美術館展、ドガ

京都市美術館でやっている「フィラデルフィア美術館展:印象派と20世紀の美術」を見てきました。 http://www.phila2007.jp/ヨーロッパの印象派から、キュビスム、アメリカ美術まで、教科書に載っているような有名作品がぞろぞろ目の前に展示されていて、あ…

坂東眞理子「女性の品格」

発売直後に、猫殺しの人*1が書いたのかと思ったけれど、別人だったので、印象に残っている。随分売れているようなので、ぱらぱら読んでみた。女性の品格 装いから生き方まで (PHP新書) [ 坂東眞理子 ]ジャンル: 本・雑誌・コミック > 文庫・新書 > 新書 > …

光文社古典新訳文庫(10月)

http://www.kotensinyaku.jp/nextnumber/index.html O・ヘンリーの短編集と、修道女フアナの手紙だそうです。ヘンリーの短編は、英語の教科書で採り上げられていた記憶があります。ソル・フアナは、オクタビオ・パスの著書が出ていますね。ソル・フアナ・イ…

価値判断と学問

この共同ブログを開始してもうすぐ半年経とうとするが(早いなぁ…)、改めてこのブログの趣旨を確認すると、「現代社会における正義・テクノロジー・宗教・性などの「解けにくい結び目」を解きほぐすための情報と議論を提供するものである」。つまり、扱うテ…

クィア学会設立大会・東京

クィア学会設立大会が、10月27日(土)に東京で開催されるとのことです。 シンポジウム 「日本におけるクィア・スタディーズの可能性」のお知らせ 日時: 2007年10月27日(土)午後1:30〜4:30場所: 東京大学駒場キャンパス 18号館シンポジスト: 沢部ひ…

科学と宗教は対立するのか

日経サイエンス10月号に、大物科学者二人の対談が掲載されているようです。nikkei-bookdirect.com - このウェブサイトは販売用です! -&nbspnikkei-bookdirect リソースおよび情報 原テキスト(Scientific American 2007.7)Should Science Speak to Faith…

金子勝の緊急点検・日本のセーフティーネット(四夜連続)

NHK教育・「福祉ネットワーク」では、日本の医療制度の問題点について検証するそうです。http://www.nhk.or.jp/heart-net/fnet/

シリーズ 911 テロから6年

NHK・BS「世界のドキュメンタリー」の番組枠で、特集があるようです。http://www.nhk.or.jp/wdoc/

スピリチュアルはなぜ流行るのか

はなぜ流行るのか (PHP新書)" title="はなぜ流行るのか (PHP新書)">はなぜ流行るのか (PHP新書)作者: 磯村健太郎出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 2007/03/16メディア: 新書購入: 4人 クリック: 21回この商品を含むブログ (30件) を見る 「スピリチュアル…

一人で産む女たち 生殖ビジネスで母になる

明日、日曜日の深夜、日本テレビ系列です。 http://www.ntv.co.jp/document/ 家族の形が変わろうとしている。受精卵バンク精子バンク卵子提供…生殖医療の進歩により金さえ払えば一人で子供を産める時代がやってきた。東京では30代前半女性の37.6%が未婚。理…

社会学/社会福祉学/倫理学

三島亜紀子による書評論文「日本の児童虐待問題に関する研究の10年――社会福祉学の研究者v.s.社会学の研究者?」を読んだ。以下の本に所収。福祉社会学研究〈4〉作者: 福祉社会学研究編集委員会出版社/メーカー: 東信堂発売日: 2007/07メディア: 単行本 クリ…

介護におけるジェンダーの問題

今朝のテレビ番組*1で、男性介護士の問題が取り上げられていた。途中から見たので、詳しい事情はわからないが、50〜60代の女性が、自分の母親が男性介護士に排泄の介助をされていることを、不満として訴えていた。*2母親は老人介護施設に入居中である。施設…

本や論文が無料で読めるサイト

いままで知らなかったのでちょっと興奮。私的には特にG.E.ムーアの『倫理学原理』、『倫理学』あたりが全文掲載されていてうれしい。他、キャサリン・マッキノン、ヘンリー・シジウィック、J.S.ミル、ハーバート・スペンサー、ウィトゲンシュタインなどの著…

『思想地図』(仮題)論文公募

東浩紀&北田暁大ペアが、思想誌を共編で出すそうです。 『思想地図』(仮題)論文公募のお知らせゼロ年代の思想界を担うのはあなただ! 閉塞する論壇に風穴を開ける、未知の才能を待つ!! NHK出版では、批評家の東浩紀氏と社会学者の北田暁大氏の共編で、…

仮病で何が悪い

常野雄次郎さんのエッセイ。朝青龍関をバッシングする報道の背後には、働く者の休息の価値をあまりに低く見積もる日本社会の姿が潜んでいるのではないか、と問題提起されている。8月に書かれた文章ですが、紹介します。http://www.allneetnippon.jp/2007/08…

名乗ったつもりはないけれど

x0000000000さんの以下の議論を読んだ。 また、<在りよう>の多様性には、語り得ない部分が必ず残るということも、驚くべきではあるが単純な事実である。たとえば、僕は異性愛者であり、男性であり、障害者であり、関西人であり、…*2。だが、僕は「異性愛者…

横塚晃一『母よ!殺すな』

いよいよ今月復刊の模様。生活書院から。 http://www.seikatsushoin.com/kinkan/9784903690148.html 日本における障害者解放運動、自立生活運動の内実と方向性を大きく転換させた「青い芝の会」、その実践面・理論面の支柱だった脳性マヒ者、横塚晃一が残し…

もう刑務所には戻さない〜知的障害者・再犯防止の取り組み〜

今晩のクローズアップ現代です。 http://www.nhk.or.jp/gendai/ 知的な障害があるにもかかわらず、福祉の支援を受けないまま社会で孤立し、困窮の中で犯罪に走ってしまう人が少なくないことが、全国の刑務所で明らかになってきている。出所しても孤立した状…

岩波書店の新刊(9月)

新刊情報が出ています。哲学関連書も何冊かあります。岩波書店

DAYS JAPAN 9月号

http://www.daysjapan.net/dj/index.html フォトジャーナリスト・広河隆一さんが責任編集を行っている Days Japan 9月号を読んだ。 本号の特集は、イラク「人質」の3年。高遠菜穂子さん、郡山総一郎さん、今井紀明さんが寄稿されており、事件当時の状況を…

ヴァンパイアというサブカルチャー

History Channelを見ていると、ヴァンパイア(吸血鬼)特集をやっていた。そのなかで面白かったのは、他人の生き血を吸って生き続けていると自称するヴァンパイアのサークルが、ニューヨークにたくさんあるということだ。彼らは、夜な夜なクラブに集い、SM…

精神世界のゆくえ

精神世界のゆくえ―宗教・近代・霊性作者: 島薗進出版社/メーカー: 秋山書店発売日: 2007/07/01メディア: 単行本 クリック: 14回この商品を含むブログ (8件) を見る精神世界のゆくえ―現代世界と新霊性運動作者: 島薗進出版社/メーカー: 東京堂出版発売日: 199…

ドストエフスキー新訳「カラマーゾフの兄弟」が人気

朝日新聞の記事です。 http://book.asahi.com/clip/TKY200709010055.html

福祉社会は自由社会よりも幸福度が高いとは言えない?

APの記事によれば、いま人々の幸福度を測定する研究が、各地で進んでいるとのこと。たとえば、GDPのかわりにGNH(gross national happiness)という指標が提唱されたりしている。そういうのを各国別に測ってみると、驚くべきことに、福祉国家のほう…