海外

ミャンマーからの「僕たちは小声で連呼する人間はいらない」という声

ニュースで聞いているだけだが、現在もミャンマーの状況は難しい。「すばる」12月号に土佐桂子「ミャンマーのいま ブログから見えること」というレポートが載っている。ミャンマーでは厳しい情報統制が敷かれている。土佐さんは、1998まで続いたネーウィン政…

12歳に子宮頸がんワクチン接種:英国

英国で、12歳の少女の全員に、子宮頸がんの予防ワクチンを接種させることにするようだ。2008年から始まるらしい。子宮頸がんのワクチンを打てば、100%感染が防げる。子宮頸がんの感染は、性交によってウィルスをうつされることが原因である。ワク…

バトラー&スピヴァク「Who Sings the Nation-State?」

Who Sings the Nation-state?: Language, Politics, Belonging作者: Judith Butler,Gayatri Chakravorty Spivak出版社/メーカー: Seagull Books発売日: 2007/11/13メディア: ハードカバー購入: 2人 クリック: 6回この商品を含むブログ (9件) を見る とにかく…

人種差別発言と遺伝子の問題の件

DNA二重螺旋の発見者のひとりで、ノーベル賞をもらった、ワトソン博士が、人種差別発言を行なったということで話題になっている。タイムズ紙によると、こういうことらしい。 The 79-year-old geneticist said he was “inherently gloomy about the prospe…

福祉社会は自由社会よりも幸福度が高いとは言えない?

APの記事によれば、いま人々の幸福度を測定する研究が、各地で進んでいるとのこと。たとえば、GDPのかわりにGNH(gross national happiness)という指標が提唱されたりしている。そういうのを各国別に測ってみると、驚くべきことに、福祉国家のほう…

英国の少年犯罪:11歳射殺される

以前のエントリーで、英国の少年犯罪がひどいことになっているという紹介をしたが、本日のBBCで、また新たな事件が起きたことが報道されている。それによると、リバプールで、サッカー練習から帰宅途中だった11歳の男の子が、自転車に乗って近づいてき…

チャベス大統領続報

ベネズエラのチャベス大統領が提出している憲法改正案については、前のエントリーで紹介したが、どうも国会でそれが全会一致で承認されたようである。なぜ全会一致かというと、野党が選挙をボイコットしたので、国会はオール与党だからだ。あとは、数ヶ月後…

英国の少年犯罪がひどいことになっている

Observer紙によれば、英国の少年犯罪の状況がここのところかなりひどいことになっているらしい。マンチェスター市とかはとくにひどくて、少年ギャングたちが銃でがんがん人を撃って、市民を巻き添えにしているとのこと。少年ギャング間の抗争はむかしからあ…

ベネズエラのチャベス大統領やばいのでは?

ここのところの外電を読んでいるかぎり、ベネズエラのチャベス大統領のやっていることは、かなりやばいところまで来ているような気がする。豊富な石油・ガス資源を背景に、社会主義化を進め、国連での反ブッシュ演説などで、世界の左翼や労働層から支持を得…

中国における「死ぬ権利」

China Dailyによると、香港の38歳の男性が、自分の死ぬ権利を主張して大きな話題になっているらしい。この男性は脊髄を損傷して、16年間病院の天井を眺めているだけの人生だとのこと。自分の死ぬ権利を訴えているが、認められていない。ホーキング博士が…

スターリンを擁護するロシアの風潮

AP記事によると、ロシアではスターリン時代を擁護する風潮が目立ってきているらしい。背後には、プーチン政権の思惑があるとのことである。政府は最近、学校での歴史教育に口出しをするようになってきていて、クレムリンが承認するテキストを出版して、公…

イスラエルの教科書にはじめてパレスチナの視点が

APによれば、イスラエルのアラブ人3年生(Arab third-gradersってこういう意味?)向けの教科書に、ユダヤ人の語りとして、イスラエルの建国がパレスチナの人々にとって悲劇の始まりだったという意味の文章が載るとのことだ。これははじめてのことで、イ…

ガヤトリ・スピヴァク来日

来日の噂はあったのですが、ついに詳細が発表されたようです。 第一回招聘フェロー ガヤトリ・チャクラヴォルティ・スピヴァク 来日記念プログラム滞日期間:2007年6月28日ー7月20日「人文学における学問的アクティヴィズム」 日時:2007年7月7日(土)3:00 …

メキシコシティーの中絶合法化

メキシコの首都メキシコシティーで、中絶合法化の法案が可決される見通しということです。下記リンク先の記事に「ラテンアメリカでは、中絶が認められているのはキューバとガイアナのみ」とあるように、中南米は、中絶に否定的なキリスト教倫理の強い影響下…

「卵子を提供して神を感動させよう」

ヒトクローンES細胞の捏造で科学界に深刻なダメージを与えた、ファン・ウソク(黄禹錫)教授の事件の続報が、『女のからだから』No.253(2007/3/27)に掲載されている。ユン・ジョン・ウォン「研究のため、健康な卵巣まで摘出:黄禹錫事件から1年、国家生命…