無限のキャンディーに隠された秘密

無限のスーパーレッスン

無限のスーパーレッスン

木村俊一『無限のスーパーレッスン』を読んだ。非常に面白い本である。内容は、大学の数学で学習する無限集合の話であるが、これをひょうきんな対話編にしてやさしく解説しており、それが成功している。入門書であるが、数学的な思考のツボが押さえられていて好著である。

その中にあるアリスとキャンディーの話が面白い。

アリスが遊んでいると、手品師がやってきた。手品師は、1から10まで番号のついたキャンディーを出した。アリスが、1番のキャンディーを食べると、手品師は今度は、11番から20番までのキャンディーを出した。アリスが、2番のキャンディーを食べると、手品師は21番から30番までのキャンディーを出す。こうやって、アリスはキャンディーを1個ずつ食べていき、手品師はそのたびごとに10個のキャンディーを出す。

さて、問題です。二人がこれを無限に続けると、キャンディーはいくつ残ることになるでしょう? (212頁)

みなさんは、どう思いますか? ぜひ答えをコメント欄かブックマークコメントに書いてみましょう。きっと怖がって誰も書かないとは思いますが・・・(笑)。