性同一性障害不当解雇撤回裁判
性同一性障害を理由にした解雇に対し、撤回を求める裁判が行われています。雇用者は社会福祉法人大阪自彊館(じきょうかん)で、大阪市野宿生活者巡回相談事業を営んでいます。原告は「『男か女かはっきりしろ』、『野宿者から蔑視される』など差別的な言葉を浴びせかけられたあげく、仕事を取り上げられ、雇い止めに」されたことを訴えています。
性同一性障害者への、職場での差別については、問題化されることが多いですが、実際の裁判でどのような判決が下されるのかは、いまだ不明確です。また、どうすることがハラスメントにあたるのか、わかりにくい部分もあります。裁判の行方は、注目です。
それから、この裁判は労働組合が取り組んでいます。1人でも入れる労働組合で、非正規雇用の人も入れるそうです。もちろん、フリーター問題にも取り組んでいます。こちらも、目を引きました。
性同一性障害を理由にした不当解雇に反対する裁判
「自彊館闘争」第8回口頭弁論のお知らせ■ 日時: 11月27日(火)午後4時〜
■ 場所: 大阪地方裁判所第617号法廷
(御堂筋線・淀屋橋あるいは、京阪・淀屋橋下車、徒歩7
分)■ 地図:
http://www.courts.go.jp/osaka-h/about/syozai/osaka_h.html■裁判終了後、街頭宣伝行動を行います。
◇場所:阿波座センタービル前(大阪地下鉄駅2番出口)
◇日時:11月27日(火)午後5時過ぎからを予定
裁判の状況により時間帯が変更される可能性があります。
当日の問合せは『090−9254−9931』です。■ 連絡先: 関西非正規雇用等労働組合ユニオンぼちぼち
tel/075−681−6904
e-mail/botiboti@rootless.org
HP/http://rootless.org/botiboti/main.htm
■ 自彊館裁判とは?
2004年9月から約1年半、大阪市野宿生活者巡回相談事業で
働いていたKさんに、06年3月、突然の雇い止め通告。雇い止め
は、Kさんの性同一性障害を差別した不当なものです。「男か女か
はっきりしろ」、「野宿者から蔑視される」など差別的な言葉を浴
びせかけられたあげく、仕事を取り上げられ、雇い止めにされまし
た。
雇用主の社会福祉法人大阪自彊館(じきょうかん)側は、団体交
渉の席上、雇い止めには正当な理由がないことを認めていますが、
セクハラを認めず、雇い止め撤回もしません。Kさんは、このまま
泣き寝入りはしたくないと、性同一性障害に対するセクハラへの謝
罪と雇い止め撤回を求める、裁判闘争に立ち上がりました。
2006年10月11日に大阪地裁に提訴しました。裁判はいま
第8回口頭弁論を迎えようとしています。
どうぞ、ご支援ください。ご支援とカンパのお願い
裁判には、多大な費用がかかっております。皆様からのカンパ
で、
この裁判闘争は成り立っています。いままでも多くの方からご支援
をいただいてきました。裁判は続きます。勝訴に向けて、裁判とK
さんの生活を支えるために、さらなるご支援をよろしくお願いしま
す。自彊館闘争支援カンパ 1口1,000円(何口でも)
郵便振替の場合(自彊館闘争支援と明記ください)
加入者名 ユニオンぼちぼち
振替番号 00900−8−263985
*お名前の公表可否もお知らせください。