キャサリン・マッキノン講演会

 え?なんで、またこの人を呼ぼうと思ったの??と思わずつぶやいてしまった講演会。

キャサリン・マッキノン教授(ミシガン大学ロースクール)講演会
「新しい平等理論をめざして」

日時 2007年8月1日(水)13:00〜16:00
場所 弁護士会館2階 講堂クレオBC
東京都千代田区霞が関1−1−3
(地下鉄霞ヶ関駅B1−b出口直結) (→会場地図)
参加費等 →参加無料・事前申込不要
→通訳あり・質疑応答あり
→臨時保育あり(※ご利用の際は、7月6日までに予約が必要です)
主催 日本弁護士連合会
問合せ先 日本弁護士連合会 人権部 人権第二課
TEL:03−3580−9825

これって、あのポルノ反対論者で超有名になったキャサリン・マッキノンですよね?*1なぜ、今?マッキノンに、何を聞くの?主催は日弁連だそうです。弁護士の人はいったい、どういう意図で招聘するんだろう?素朴に疑問が。

 ちなみに、キャサリン・マッキノンでGoogle検索すると、こんな記事が引っかかってきました。

キャサリン・マッキノンが京都の研究会で発表したときに、日本のレディースコミックを女性たちが買ってポルノとして使っているのをどう思うかと質問したところ、マッキノンは、「女性向けのポルノというのは、実は男が男向けに作っているのであり、その読者の九九%は男である」と答えて、会場にいた者を唖然とさせた。ご存じの方はご存じだと思うが、SM的な描写のとても多いレディースコミックは、その書き手のほとんどはかつて少女マンガを書いていた女性であり、コンビニ等で購入して支えているのも女性が多い。レディースコミックの分析としては、ようやく藤本由香里の『快楽電流』が出たが、まだまだ検討の余地が残されている。

森岡正博「女性学からの問いかけを男性はどう受け止めるべきなのか 」日本倫理学会編『日本倫理学会第50回大会報告集』 1999年10月 52−57頁(http://www.lifestudies.org/jp/rinri.htm

今回は、日本の「やおい」同人誌をお土産にお渡ししなければ!*2

*1:一時、フェミニズムでは猫も杓子もマッキノン、ドゥオーキンのポルノ批判を援用していたようだけれど、多くの批判を呼び、問題点が指摘された。今はアカデミズムで言及されることはほとんど無いと思う。私が、正面からマッキノン、ドゥオーキンに議論を挑んだもので読んだのは吉澤夏子『フェミニズムの困難』。

*2:いまや、世界中にやおいは広まっているそうですが。韓国からの留学生も「知ってるよー」と言ってました。ただ、マーケットの規模は日本が圧倒的。