雑記

「本当は、できるでしょう?」という暴力

老親への介護などの場面で、「介護をしたくない」と言うべきときに、「介護をすることができない」と言い換えようとするところ、そしてみんながその言い方を許してしまうところに、「姥捨山問題」の萌芽があるのではないかという問題提起を、x0000000000さん…

姥捨山問題をめぐって

sugitaさんの「優生学・家族負担・尊厳死」で姥捨山問題が考察されている。 http://d.hatena.ne.jp/sugitasyunsuke/20070405/p1 姥捨山問題は、次のようなことを問題にする。 出来ないからしない、というのなら話は分かる。ところがこれらのケースでは、「出…

モテ、萌え、への予告

以前に紹介したシュレーディンガーの本に、彼の「自伝」が入っているのだが、その中に以下の文章がある。 ・・・なぜなら私は女性に関することがらを書き落としており、それはこの自伝の不備であると同時に、また必要なことだと思ったからである。その理由は…

論文への批判など

まだ未完成ではありますが、ホームページ http://www.nozakiy.org/をつくり、そこに最新の論文「障害の哲学・序論」 http://www.nozakiy.org/ronbun/200703.htmlを掲載しました(売り物ではないので、問題ないのでしょう)。さっそく、「いちヘルパーの小規…

ロリコン化する社会雑考

以前に、ロリコン化する社会について警鐘を鳴らすエッセイを「朝日新聞」大阪版に書いた。全文は↓で読める。 http://d.hatena.ne.jp/kanjinai/20060121/1175002703ところが、この「朝日新聞」自体が、ロリコン化を推し進めている感がある。私の記事が載った…