モテ、萌え、への予告
以前に紹介したシュレーディンガーの本に、彼の「自伝」が入っているのだが、その中に以下の文章がある。
・・・なぜなら私は女性に関することがらを書き落としており、それはこの自伝の不備であると同時に、また必要なことだと思ったからである。その理由は、女性に関する話はうわさ話になるからであり、それは特に興味のあることでもないからである。それにこのようなことがらについて男は心底から誠実に語ることはなかろうし、その必要もないからである。(56頁)
うーん、どうですか、諸氏? これ、「俺はモテたのだよ」と言っている文章ではないのか?
- 作者: エルヴィンシュレーディンガー,橋本芳契,Erwin Schr¨odinger,中村量空,橋本契,早川博信
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2002/04
- メディア: 文庫
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今日ひさびさにリアル書店に行ったので、いろいろ物色したが、うわさの本田透『喪男の哲学史』があったので、ぱらぱら立ち読みしました。
- 作者: 本田透
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/12/20
- メディア: 単行本
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いや、これは怪作ですね。私はけっこう気に入りました。そのうちにちゃんと読んで批評したいと思います(商業書評するには古すぎ)。
ここのところ、モテについて考えていて、そのうちにこのブログでも投稿しようと思っています。私は「モテ/非モテ」の二元論に反対します(たぶん)。しかし萌え論争だけじゃなくて、モテ論争にまで脚を突っ込んでこの先どうなっていくのだろう>自分。
参考:mojimojiさんのスレとそこでのコメント
http://d.hatena.ne.jp/mojimoji/20070403/p1