マリファナ・大麻はやっぱり危険?
マリファナ・大麻類は、ドラッグのなかでもほとんど危険性がなく、タバコよりもずっと安全ということが言われている。米国や欧州では、かなりの人がこっそりあるいは堂々と使用しているのは衆知の事実だ。日本人でも留学したら使用機会がある。
ところで、権威ある医学誌Lancetに、cannabis(マリファナ・大麻)に、精神障害が残る副作用があるという研究が掲載されて、英語メディアでいま大きく取り上げられている。(日本ではどうなのだろう? Google News日本版ではヒットしなかったが)。統合失調症、妄想、幻覚、思考障害などが有意に起きるとのことである。
Reporting in Saturday's issue of The Lancet, the doctors call on health supremos to warn young people about the risk to their mind from a drug that many today may dismiss as harmless and recreational.
Their conclusions are founded on a review of 35 published studies that explored the frequency of schizophrenia, delusions, hallucinations, thought disorder and other psychotic illnesses among marijuana users.
http://news.yahoo.com/s/afp/20070727/wl_uk_afp/healthpsychology;_ylt=AtGrTIuCR6cJAeR0bCWV9gcQr7sF
若いうちに吸っていると、人生の後期にそういう症状が起きることもある、とも書いてある。もちろんみんながそういう後遺症を起こすわけではないが、社会全体で見たときには、かなりのポピュレーションが、精神症状に悩むことになるだろうとしている。元論文は医学論文なので、かなり慎重な書き方をしているようだ。ちなみに、英国では、大人の40%がマリファナを吸った経験があるとのことだ。
日本は先進国の中でも例外的に汚染が進んでない国だが、今後どうなっていくんだろうか。個人的には、末期医療で使うのはあり、アーチストが使うのは作品がみんな同じパターンになってしまうので意味なし、と思ってます。