睡眠の本
- 作者: 粂和彦
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2007/06
- メディア: 新書
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睡眠とは何かについて、やさしく書かれていて、いろいろ参考になった。睡眠不足で悩んでいるときでも、「寝なきゃ、寝なきゃ」とあせって思っているのはかえってよくないとのこと。身体が本気で睡眠を欲しているときには、ほっといても寝てしまう。自分の不眠の状況を正確に把握しておけば、正しい対処法が見つかるという。夕食後から深夜直前までのあいだの時間は、一種の覚醒時間なので、この時間に寝ようとするとかえって寝付けなくなるということで、これはたしかに身に覚えがある。
自分のことを言うと、私はかなりのロングスリーパーである。過剰睡眠にはいろいろ原因がある。当てはまりそうなものも、当てはまらないものもあるが、実際はどうなのだろう。平均睡眠時間が8時間を超えると寿命が短くなるらしいが、かといってそれを無理に短縮しても寿命が伸びるわけではないという。ちなみに個人的には昼寝がいちばん気持ちよい睡眠体験のように思う。