不信と対立を乗り越えて 〜始まった医療現場のADR〜

 本日のクローズアップ現代です。

http://www.nhk.or.jp/gendai/

<頻発する医療トラブルで対立する医師と患者・家族>という不幸の構図を覆そうという試みが始まった。ADR(裁判外紛争解決)だ。トラブルの当事者同士が対話のテーブルにつき、真実を語り合い、和解に至る。この手法で今春、東京女子医大の心臓手術や検査などで子供が死亡したり、重度の障害を負った8組の家族が病院側と和解した。背景には、裁判では医師の有罪・無罪ばかりが焦点となり、真実の解明や有効な再発防止には繋がりにくいということがある。8つの家族と病院側が粘り強く対話を続け、不信や対立から和解へと至った3年間のプロセスを振り返り、患者と医療者がなぜ不信に陥るのか、どうしたら理解し合える関係に変わることができるのか、考える。
(NO.2497)

参考 「裁判外紛争解決」

ADR JAPAN
ADR(裁判外紛争解決手続)の紹介_国民生活センター