ヴァンパイアというサブカルチャー

History Channelを見ていると、ヴァンパイア(吸血鬼)特集をやっていた。そのなかで面白かったのは、他人の生き血を吸って生き続けていると自称するヴァンパイアのサークルが、ニューヨークにたくさんあるということだ。彼らは、夜な夜なクラブに集い、SMチックなヴァンパイアの祭りを行なっている。ゴスファッションと混合して、不思議なクラブカルチャーっぽくなっている。

ヴァンパイアの人たちもインタビューされていたが、いまでは彼らは他人の血は飲まないらしい。公式には禁じられているそうである。そのかわりに彼らがやっているのは、他人の生命エネルギーを吸い取ることらしい。そういうタイプのヴァンパイアのことを、「サイキック・ヴァンパイア」と呼ぶそうだ。サイキック・ヴァンパイアと、彼らに生命エネルギーを与えるドナーが集うのが、アンダーグラウンド・ヴァンパイア・クラブである。生気エネルギーの測定をしてみると、バンパイアは赤いエネルギーを放出している映像が映るのに対し、ドナーは青いエネルギーが映る。赤は吸収の印だそうだ。モダン・ヴァンパイアもまた、社会からの中傷を畏れて、公然活動はしていない。だが、今晩もまた、街のどこかの地下室で妖しい男女の祭りが行なわれているということだ。

この報告も参考になる。
Mark Benecke "Vampire Youth Subculture in New York City"
http://www.benecke.com/poiana.html

The Manhattan vampire subculture can be subdivided into (a) psychic vampires who believe that they can transfer psychic energy from other people to themselves, (b) persons who drink (small amounts) of blood, or who suck on the unbitten skin of their donors believing that they can taste the blood anyway, and (c) lifestyles related to S/M (sadomasochistic) behavior. Intermediate forms can be found; some people in the scene may be involved into role play games.

ドイツにも似たようなのがあるらしい。日本ではないんでしょうかね。少女漫画とゲームの中に生息するだけなのか? ゴスにかぶれた人たちのあいだでは、ありそうではある。地下秘密クラブというだけなら、日本にもありそうだけど、ヴァンパイアなどの妖気をそそるアイテムが日本の場合は何になるのだろう。天狗とか?(笑)。

DAYS JAPAN 9月号

http://www.daysjapan.net/dj/index.html

 フォトジャーナリスト・広河隆一さんが責任編集を行っている Days Japan 9月号を読んだ。
 本号の特集は、イラク「人質」の3年。高遠菜穂子さん、郡山総一郎さん、今井紀明さんが寄稿されており、事件当時の状況をふりかえりながら、近況を報告されています。
 それから「アダルトビデオの中の犯罪」というレポートが写真つきで掲載されている。これはかなり衝撃的な内容。ネットでも話題になっているらしい(←詳細は雑誌をご覧下さい)。