アイリス・チャン『ザ・レイプ・オブ・南京』

アイリス・チャン(1968-2004)の著書が、日本語訳されたようだ。

ザ・レイプ・オブ・南京―第二次世界大戦の忘れられたホロコースト

ザ・レイプ・オブ・南京―第二次世界大戦の忘れられたホロコースト

南京大虐殺は、虐殺された人々の数だけでなく、彼らの多くが、恐ろしく悲惨な状態で死んでいった事実においても、想起されなければならない。中国人の男性は、銃剣の練習や、首切り競争で殺害された。強姦された中国人の女性は二万人から八万人に上ると見積もられる。多くの兵士は強姦に飽き足らず、女性の腹を裂き、胸を切り取り、生きたまま壁に釘付けにした。家族の見ている前で、父親が娘を犯し、息子が母親を犯すことを強いられた。(p.12)

この本への批判に答えるチャンの文章も収録した、次の本も同時発売されている。

「ザ・レイプ・オブ・南京」を読む

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