脳科学倫理を問いなおす
脳神経倫理についての以下のイベントがあります。興味深いテーマですし、関心ある方はぜひ参加されてはいかがでしょうか?
「生命倫理政策研究会」・第91回くすり勉強会の共催シンポジウム
■日 時 : 2007年12月22日(土)13:30〜18:30
場 所 : 共立薬科大学3号館5階大学院セミナー室
(JR浜松町駅、都営線大門駅・御成門駅から10分以内)
http://www.kyoritsu-ph.ac.jp/general/index.html
参加費 : 2,000円 ※定員になり次第締め切ります。
◆「被験者」としての脳〜脳科学倫理を臨床から問い直す
◆発 表:
ぬで島 次郎(生命倫理政策研究会共同代表・科学政策論)
「精神外科と脳研究の過去と現在〜ニューロエシックスはロボトミーの夢を見るか」
◆特別講演:
片山 容一氏(日本大学医学部長・脳神経外科)
「脳深部刺激(DBS)の開発〜その現状と展望」(仮題)
◆コメンテーター・司会:
光石 忠敬(生命倫理政策研究会共同代表・弁護士)
「日本の脳死論議の総括から」(仮題)
◆開催趣旨:
脳科学がブームになっています。教育や認知能力の維持向上などの応用への期待がその背景にあります。
一方で、日本では長く脳死論議が闘わされてきました。最近の世論調査でも、脳死を人の死と認めると答えた人は、半数に届きませんでした。脳死肯定と否定の議論は決着がついていないわけですが、どちらの立場にも共通しているのは、脳は人の本質に関わる最も重要な臓器であるという認識だと思います。
では、いまの脳科学において、脳はその特別な地位にふさわしい扱いを受けているでしょうか。様々な能力の発現・向上のための道具のように見られてはいないでしょうか。脳に研究目的で介入することは、どこまで・どのような条件で許されるでしょうか。
私たちは今回、この問題に取り組む糸口として、脳の外科的臨床と脳研究との関係を取り上げることにしました。まず、封印された精神外科の歴史と現在を概観し、その脳研究とのつながりについて考えます。次に、日本の脳深部刺激の第一人者でいらっしゃる片山容一先生をお迎えし、機能的脳神経外科の歴史と現在についてお教えいただき、脳の臨床と脳研究の今後の方向性についてお考えをお聞かせいただきます。
自由討議の時間もできるだけ長く設けたいと思います。どうぞふるってご参加ください。
★申し込みは、下記必要事項をご記入の上、栗原まで。 chieko.kurihara@nifty.ne.jp
【申込み要項】
お名前・ご所属またはお仕事など・メールアドレス をご記入ください。
(上記の個人情報は、講演者・運営メンバー・場合によって当日参加者の間で、共有されます。)
懇親会への参加・不参加をご記入ください。